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残業代が何十万円も未払いのまま辞めたい、あるいは退職を切り出したら損害賠償をちらつかされている。こうした「お金の争いが残っている辞め方」で名前が挙がるのが弁護士法人みやびの退職代行です。ただ、みやびの費用は着手金だけでは終わらず、回収額に応じた成功報酬が上乗せされます。着手金が安く見えても、回収額が大きいほど総額は膨らむため、依頼前に「自分のケースでいくらになるか」を数字で押さえておくことが、後悔しない判断につながります。
結論から言えば、みやびを選ぶかどうかは「請求して取り戻したいお金があるか」で決まります。未払い残業代・退職金・慰謝料などを実際に請求したいなら、成功報酬を払っても手元に残る金額がプラスになる可能性があります。逆に、ただ辞めたいだけで金銭の請求が不要なら、成功報酬のない他の型のほうが総額は安く済みます。以下では、みやびの費用構造を分解し、成功報酬20%が実額でいくらになるかを想定の数字で試算します。
弁護士法人みやびの費用は「着手金+成功報酬」の二段構え
弁護士法人みやびは、弁護士が直接依頼者の代理人となって会社とやり取りする「弁護士型」の退職代行です(2026年9月時点・公式サイト確認)。費用は雇用形態や立場によって着手金が3区分に分かれ、そこに回収額に応じた成功報酬が加わります。
| 立場・雇用形態 | 着手金(税込) | 成功報酬 |
|---|---|---|
| 会社員・アルバイト・契約社員 | 27,500円 | 回収額の20%+税 |
| 公務員対応 | 55,000円 | 回収額の20%+税 |
| 自衛隊・業務委託・役員 | 77,000円 | 回収額の20%+税 |
着手金は依頼した時点で発生する基本料金で、成功報酬は未払い給与・残業代・退職金などを実際に取り戻せたときにだけ、その金額の20%(別途消費税)を支払う仕組みです。つまり、金銭の回収がゼロなら成功報酬もゼロで、支払うのは着手金だけになります。みやびは有給・残業代・退職金・未払い給与の請求や交渉に加え、損害賠償への対応も弁護士が行いますが、訴訟(裁判)に移行した場合は別途費用がかかるとされています。裁判まで進むケースの追加費用の具体額は、依頼前に必ず見積もりで確認してください。
成功報酬20%は実額でいくらか(未払い残業代の想定で試算)
成功報酬は「回収額の20%+税」なので、消費税10%を含めると実質的に回収額の約22%が手数料になります。会社員(着手金27,500円)が未払い残業代を請求したと仮定し、回収額ごとに総額を試算すると次のようになります。金額はあくまで理解のための想定値で、実際の回収額は労働時間や証拠によって変わります。
| 想定した回収額 | 成功報酬(20%+税) | 着手金 | 支払う費用の合計 | 手元に残る額 |
|---|---|---|---|---|
| 30万円 | 66,000円 | 27,500円 | 93,500円 | 約206,500円 |
| 50万円 | 110,000円 | 27,500円 | 137,500円 | 約362,500円 |
| 100万円 | 220,000円 | 27,500円 | 247,500円 | 約752,500円 |
この試算からわかるのは、回収額が大きいほど成功報酬の絶対額は増えるものの、手元に残る金額もそれ以上に増えるという点です。たとえば50万円の未払い残業代を想定した場合、費用の合計は137,500円ですが、差し引き約36万円が手元に残る計算になります。逆に、回収できる金額が着手金と成功報酬の合計を下回るような小さいケースでは、弁護士に依頼する費用対効果は薄くなります。自分のケースで「取り戻せそうな金額」の見当がつかないうちは、無料相談の段階で回収の見込みを確認しておくと、依頼するかどうかを数字で判断できます。
口コミを読むときに費用の面で見るべき点
みやびに限らず、退職代行の口コミは「すぐ辞められた」という結果への満足が中心になりがちで、費用の内訳まで書かれていることは多くありません。費用面で口コミを読むときは、次の点に注目すると実態に近づけます。
- 着手金だけでなく成功報酬を含めた「最終的に支払った総額」に触れているか
- 回収した金額(残業代・退職金など)と、そこから引かれた手数料の関係が書かれているか
- 訴訟に移行して追加費用が発生したケースかどうか
- 投稿がいつの時点のものか(料金は改定されることがあるため)
広告目的の紹介記事では良い評価が強調されやすいため、費用に関する具体的な数字が書かれている口コミを優先して読むと、自分の場合の見積もりに役立ちます。最新の料金と成功報酬率は、依頼前に公式サイト(taishoku-service.com)で必ず確認してください。
弁護士型のみやびを選ぶべきかの判断フロー
費用を払ってでもみやびのような弁護士型を選ぶ価値があるかは、次の条件で切り分けられます。
- 未払い残業代・退職金・給与を請求したい→ 弁護士型が有力。成功報酬を払っても手元に残る額がプラスになる可能性が高い
- 退職に伴って損害賠償を請求されそう、または法的トラブルが予想される→ 弁護士型が有力。交渉から訴訟対応まで一貫して任せられる
- 有給消化の交渉はしたいが、金銭の請求はない→ 労働組合型でも団体交渉で有給交渉は可能。総額は弁護士型より安い傾向
- とにかく辞めたいだけで、交渉も請求も不要→ 民間型や労組型で足りることが多く、成功報酬の負担がない分だけ安く済む
退職代行は運営主体によって「できること」と「料金の型」が異なります。民間型・労働組合型・弁護士型それぞれの交渉範囲と料金をまとめて見比べたい場合は、退職代行おすすめ8社比較|有給交渉できるのはどの型かで全体像を確認してから、自分の状況に合う型を絞り込むと判断しやすくなります。
依頼前に確認しておきたい費用の内訳
みやびは公式サイト上で返金保証や支払い方法についての明確な記載が確認できていません。依頼前の無料相談で、次の点を口頭またはメールで確認しておくと、後から想定外の請求に驚かずに済みます。
- 着手金は自分の立場だとどの区分(27,500円・55,000円・77,000円)に当たるか
- 成功報酬20%の「回収額」に何が含まれるか(残業代・退職金・慰謝料などの範囲)
- 訴訟に移行した場合の別途費用はいくらか、どの段階で発生するか
- 着手金の支払い方法とタイミング、返金の可否
これらは費用の総額を左右する重要な条件でありながら、公式サイトの料金表だけでは読み取れない部分です。相談時に確認した内容は、金額を含めて記録に残しておくことをおすすめします。
よくある質問
成功報酬は退職できなかった場合も払うのですか
成功報酬は未払い給与や残業代などを実際に回収できたときに、その金額の20%(+税)を支払う仕組みです。金銭の回収がなければ成功報酬は発生せず、支払うのは着手金のみとなります。ただし詳細な条件は依頼前に確認してください。
着手金27,500円で全部やってもらえますか
着手金は会社への退職連絡や基本的な代理対応の料金です。未払い残業代などの回収が発生した場合は、これとは別に回収額の20%+税の成功報酬がかかります。裁判に進む場合はさらに別途費用が必要とされています(2026年9月時点・公式サイト確認)。
公務員でも依頼できますか
公務員対応の着手金は55,000円と案内されています。会社員より高く設定されているため、自分の立場がどの区分に当たるかを相談時に確認しておくと総額を見積もりやすくなります。
弁護士型は労働組合型と何が違うのですか
大きな違いは「できることの範囲」です。弁護士は損害賠償への対応や訴訟の代理まで担えます。労働組合型は団体交渉で有給や未払い賃金の交渉ができますが、訴訟の代理はできません。金銭の請求や法的トラブルの可能性があるかで選び分けるのが目安です。
成功報酬を払うと結局損をしませんか
回収額が着手金と成功報酬の合計を上回れば、差額が手元に残ります。本記事の試算のように、50万円を回収できた想定では費用を差し引いても約36万円が残る計算です。回収の見込みが小さいケースでは費用対効果が薄くなるため、無料相談で見込み額を確認してください。
即日で辞められますか
みやびは入金後即日の対応とされています。ただし、有給がない場合の出社しない扱いや退職日の確定は個々の状況によります。急ぎの事情がある場合は、相談時に即日対応の可否を具体的に伝えてください。
参考・出典
- 弁護士法人みやび 退職代行サービス(公式サイト): https://taishoku-service.com/
- 民法627条・628条(雇用の解約): e-Gov法令検索
- 労働基準法39条(年次有給休暇): e-Gov法令検索
- 弁護士法72条(非弁行為の禁止): e-Gov法令検索

